今では当たり前のように室内で観葉植物を飼育するようになりましたが、その始まりは古くから続いていたものとされており、日本では江戸時代から観葉植物が日常的に存在していたとされています。
近年のような観葉植物の飼育環境が取られるようになったのも、生活様式の多様化が影響しているわけではなく、より美しい植物を栽培することが盛んになったためであるといわれています。

これに比べ、海外では産業革命の進展によって、ガラスや鉄材などの大量生産が可能となり、温室が普及することでたくさんの熱帯産植物などが栽培されるようになりました。
これに伴い、一般的な建築にもガラスが用いられるようになり、以前よりも室内を明るい状態にすることができるようになったため、室内で長い間植物を飼育できるようになりました。
また、一部の地域では都市環境の悪化が原因で屋外での飼育が困難になり、室内で飼育するという風習が一般的に広まることとなりました。

観葉植物にはこのような歴史があり、初めは元々生えていた大木を切らずに建物内に取り込んだことが主な要因とされ、そこからより小さく扱いやすい大きさに改良された観葉植物が流行るようになったとされています。